『キング・オブ・コメディ』を観た。

映画

今日の夜更かしのお供、Amazonプライムビデオで『キング・オブ・コメディ』(1982)を観た。

『マイ・インターン』でロバートデニーロを見て、他の演技も見たくなったからだ。この映画も名前は知っていたけれど、今まで観たことがなかった。

Amazonのジャンルが「コメディ」になっているが、コメディでは無いと思うのだが・・。Amazon中の人、絶対この映画観てないよね?題名がキングオブコメディになっているからコメディってことにしたのか?

コメディアンになりたいデニーロが、どうにかしてテレビに出たいと、売れっ子コメディアンにストーカーのように付き纏い、思い通りに行かないので、最終的にはコメディアンを誘拐してしまう話。デニーロの気味の悪さ、さすがだ。物語は静かに淡々と進んでいくのにどんどん引き込まれていく。

自宅でネタを録音していると母親から、うるさいと怒られるが、その母親の姿は映らず声だけ。パネルで作った偽物の客の前でネタをするデニーロ。現実と妄想が交錯する。いきなり妄想場面になるので、観ている側を「あれ?」と思わせる。最後、デニーロが誘拐犯で捕まり、刑務所で書いた自伝小説がヒットし、出所後は有名人になっているところで終わるのだが、これも本人の妄想なのか?現実なのか?というラスト。私は完全に妄想だと思って観ていたが、観た人によって違うようだ。

撮り方、演出方法で猟奇的に見せる。センスがあるんだろうな。面白かった。スコセッシ監督の作品は『タクシードライバー』とこの映画しか観たことがないので、他の映画も観てみようと思った。

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