スウィング・キッズを観に行った。

映画

ここの所コロナの影響で、みんな外出を控えていて、人混みやライブなど人が集まる所には行かないようにしていると思う。正直、映画を観に行くのもためらった。毎日のようにニュースはコロナコロナで、感染した人の足取りを紹介しているのを見ると、もし自分が感染したら、こんな時期に人混みに行くから、自己管理がなっていないとか言われてしまうのではないか?コロナが悪いのに。コロナに感染していると思っていなくて、ライブとかジムとか行ってしまった人に対して、ネットではバイオテロだとか言う人がいる。その人も、うつされて感染してしまったのだから、ある意味被害者じゃないか。叩くんならコロナ対応が遅い国を叩けよ。

世の中、風邪ひいたくらいで会社休まない人のが多いじゃないか。「風邪でも休めないあなたに」とかセリフを言う風邪薬のCMを流す日本だぞ?確かにコロナは特効薬もないし、全貌が見えていないから怖いよ。でもさ、風邪とかインフルエンザだって、人にうつす危険があるものじゃん。高齢者や赤ちゃんや妊婦さんや持病がある人にとっては普通の風邪だって危険なわけで。バイオテロなわけで。ネットで叩いている人たちに、じゃあお前は少しでも風邪の症状が出たら仕事休むんだな?休めるんだな?絶対休めよ。と言いたい。休んだら給料が出ない仕事の人も多いじゃないか。国が悪い。

話は逸れたが、韓国映画『スウィング・キッズ』を観に行った。行くのを迷ったが、二ヶ月くらい前に韓国映画『スウィング・キッズ』の前売り券を購入済だったので、行かなければ1400円がパーだし、映画界の未来のためにも(急なカッコつけ)行くことにした。

朝鮮戦争下の捕虜収容所でタップダンスチームを作って踊る話。正直、主演がEXOのギョンスだったので見たいと思った映画だ。この監督の映画は今まで見たことがなかったけど、正直好みではないかもしれない。前半の、多分ここ笑う所なんだろうな・・というシーンが何箇所かあるのだが、全然笑えない。少しわざとらしさも感じてしまった。もしかしてそのわざとらしさもあえてなのかもしれないが。前半は笑いをちりばめて明るく、後半はしんどい場面が続く。その落差が見どころなのかもしれないけど、ちょっと私には合わなかった。話の内容や、演技、音楽はとてもいいのにそこが残念だった。なぜこの映画がR 12指定なのか不思議だったが、後半は人が死ぬシーンが多く出てくるし、戦争が人を狂わしていく様子を描いていた。韓国映画には日本映画にはない生々しさがある。日本映画はきれいに撮ろうとし過ぎているのかもしれない。韓国映画は目を背けたくなるシーンも忠実に撮っているように見える。だから韓国映画はセックスシーンも生々しいのだろうか。

いろいろ言いたいことはあるが、見てよかった。ダンスのシーンは心踊った。すごくみんな頑張って練習したんだろうな。カッコよかった。映画は歴史に興味を持つきっかけになる。この映画を観て、朝鮮戦争のことをもっと知りたいと思った。学生の頃、歴史にまつわる映画をもっと観ていればもう少し授業に身が入ったかもしれない、なんてことを思った日だった。

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