『知らない、ふたり』を観た

映画

Amazonプライムビデオで、日本映画『知らない、ふたり』(2016)を観た。

多分、刺さらない人には退屈な映画なのだと思うが、私には刺さった。ビールと缶チューハイを3本飲んだ後に観たからかもしれない。観ている時の自分の心理状態で感じ方が変わりそうだ。観ていて引き込まれたし、最後まで退屈しなかった。

7人の男女が交錯して、それぞれ片想いするのだけれど・・・。恋愛って何なのだろうと思った。付き合っていてもお互いに想いが釣り合っているわけではない。愛の重さは測れないが、お互いに同じだけ相手のことが好きということは無い。どちらかの方が愛が重い現象が生まれる。

マジ恋愛って何?恋愛って嫌だな・・と思ってしまった。恋愛経験ほぼ0、バツイチ37歳の夏・・・。

話としては、ありえない話なのだが、台詞が自然で違和感がない。

浮気相手に会いに行く途中、信号無視して渡った前の青年につられて渡ったことで事故に遭い、車椅子生活になった荒川。荒川の恋人、加奈子。加奈子は荒川と結婚したいと思っているが、加奈子の親に反対されている。荒川が、「自分が車椅子だから加奈子は一緒にいるんじゃないか。加奈子の将来のために別れた方がいいんじゃないか。」と加奈子に言う。加奈子は「車椅子を理由にしないで。私のためじゃ無いでしょ。私はあなたが事故にあってくれて良かったと思っている。これでずっと一緒にいれるんじゃないかって。誰が何と言おうと私はあなたと結婚したいの。私の方があなたのことが好きだって知ってる。別れたいなら別れたいって言ってよ。」みたいなことを言うのだが、、。泣いたわ。木南晴夏と荒川役の芹澤興人(今まで知らなかったが個性派俳優で有名らしい)の演技がとても自然で引き込まれた。

20代のときに見ていたファッション雑誌にモデルで出ていた青柳文子がこの映画に出ていて、初めて演技しているのを見たのだが、自然で良かった。衣装も可愛い。青柳文子になりたい。

しかし、最後に流れるエンディングの曲が映画の雰囲気に全く合っていない!!!!曲が流れてズッコケた。多分、この映画に出ているK−POPアイドルの曲を大人の事情で使わざるを得なかったのだろう・・。

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