子宮全摘手術を決めた | おもちブログ

子宮筋腫があり、手術するかずっと迷っていた。

婦人科で最初に処方されたホルモン剤が合わなかったので、筋腫を小さくなる効果は無いが生理が止まるジェノゲストを一年半くらい飲んでいた。飲み始めて２.３ヶ月で不正出血が止まると聞いていたのだが、血が出ていない日のが珍しいくらい毎日のように少量だが出血していて、たまにダムが決壊したみたいにドバーっと出血することがあった。生理痛からは解放されたが、常に出血を気にするのが地味にストレスだった。

通っている婦人科では手術はやっていないので、手術を決めたら手術ができる病院を紹介してくれると言われていた。手術を完全に決めたわけじゃなかったが、子宮の状況を見てもらってから自分の気持ちを確認しようと思い、手術ができる病院を紹介してもらった。

通っていた婦人科で最初に撮ったMRIのCD-Rを持って行ったのでそれを見てもらった。手術は筋腫だけを取り除く手術か、子宮を全摘出する手術かだ。妊娠を望むなら筋腫だけを取り除く手術になるが、90％の確率でまた筋腫は出来ますとのこと。私は今は妊娠を望んでいないのだから全摘手術した方が生理もなくなるし、手術するなら全摘にしようとは思っていた。でも今はそう思っていても、もし気持ちが変わった時に後悔したら・・という気持ちもあった。

以前撮ったMRIは１年以上前なので、最新のを撮ってみましょうということになった。閉所恐怖症気味なので、撮る前に「すみません。閉所恐怖症気味なんです。」と伝えると「できなかったら先生に相談してください」とあっさりだった。「ダメそうだったら遠慮なく言ってくださいね〜」って感じで言ってくれると思っていたのでちょっと傷ついた。まぁあちらは1日に何人も相手しているからしょうがないか・・。心臓がバクバクして怖かったのだが何とかMRIを撮ることができた。

一週間後にMRIの結果を聞きに行く時までに、手術するかどうか決めておいてくださいと言われた。

色々考えたが、子宮全摘手術を９割方決めた。私の未来に子供はいない。生理に悩まされることもなくなる。子宮の病気の心配もなくなる。

病院でMRIの結果を聞いたら、前の画像より筋腫がだいぶ大きくなっていて、数も増えているとのこと。筋腫の大きさが10センチ以上あるので、腹腔鏡手術ができる大きさのギリギリと言われた。子宮を全摘するなら筋腫の大きさは関係ないと思っていたのだが、筋腫が大きいと子宮を取り除く時に筋腫が邪魔になって手術が難しくなるらしい。他の病院だったら開腹手術になると思いますと言われた。

それを聞いて、全摘する踏ん切りがついた。もう取ってしまおう。さようなら、私の子宮。

筋腫が大きいので腹腔鏡手術ができる先生が限られているらしく、手術日は12月中旬になった。

手術まで毎月、筋腫を小さくするようにホルモン注射を打つことになった。

子宮頸がんの検査もすることになった。ガンがある場合、手術するとガンが飛び散ってしまうので事前に検査するとのこと。検査が痛いと聞いていたので私は今までしたことが無かった。想像していたほどの痛みでは無かったが、確かに痛かった。

「手術当日はどなたが付き添ってくれますか？」と聞かれた。付き添いが必要とは全く思っていなかったので「付き添いはいません。」と答えたら、「どなたかご家族で付き添ってくれる方が必要です。もし本当に無理でしたら、いつでも電話に出れる状態にしていただきたいです」と言われた。

いつでも都合のつく家族ってみんないるものなの？

入院の手引きや承諾書などを記入する用紙をもらった。緊急連絡先とか退院後に面倒見てくれる人は誰ですか？とか色々と自分以外の住所、電話番号等を記入しなければいけない。

これ、身寄りの無い人はどうすればいいの？誰も書ける人がいません、と言ったらどうなるのだろう。「私は手術中に何が起こっても病院を訴えません」みたいな誓約書を書けばいいのだろうか？

家族がいない人はこういう時に孤独を感じるよな。私は現状、母と姉の連絡先を記入することができて、手術日は母に付き添ってもらえることになったが、この先自分が60歳とか70歳とかまで生きた時には誰を連絡先にしたらよいのだろう。考えたくないし、考えてもなるようにしかならないのだが。