向き不向きがあるということ

仕事

人によって向き不向きがある。ちょっとやってすぐにコツを掴んで出来る人もいれば、何度も繰り返してやってようやく出来る人もいれば、どんなに頑張っても出来ない人がいる。

私は器用な方ではない。出来ないことはとことん出来ない。だけど、パン屋で働き始めた時に、パンに餡を入れたり、パンを丸めたり、成形したり、教えてもらったらわりとすぐ習得した。手先は不器用なのだが、何故だろう。新人の人が入ってくると教えたりしていたけど、出来ない人はどんなに教えても出来ないのだ。頭では理解していても思い通りに出来ない。思い通りに出来ない人は面白みを感じなくなり、辞めていく。

私は数を数えるのが苦手だ。枚数をカウントして必要枚数の紙を封筒に入れていく、とかの作業が大の苦手だ。3枚カウントして入れなきゃいけないのに、途中から4枚カウントしていたりする。この箱に何個ボールが入っているか数えてください、とかも苦手だ。一個ずつボールを箱から出していく数え方なら出来ると思うが、ボールが入っている状態で数えろとか言われると混乱する。この症状に名前があったら教えて欲しい。

人間には向き不向きがある。自分がうまく出来ることに対しては、何でこんな簡単なこと出来ないの?と思ってしまう。自分にも不得意なことがあるのに。

私は仕事で教える立場になった時に、もし教えた人が出来なくても怒ることが出来ない。それは良い人ぶっているとかじゃなくて、自信がないから。自分が完璧じゃないくせに怒ったら、自分がミスした時に恥ずかしい思いをするからだ。変なプライドが高いのかもしれない。自分が傷つきたくないから。37歳にもなって、人を育てる能力が無いことは恥ずかしい、とも思う。思うけど、私は人を指導するのに向いていないのだ。向いていないを言い訳にするなと言われるかもしれない。でも向いていないのだからしょうがないのだ。

コメント

  1. きのこ より:

    おもちさんが器用なのか不器用なのか
    そーいえば分からない。
    器用だなぁと思うこともなければ、こいつ不器用だなぁと思うこともない。
    どっちでもなくまぁ普通なのだ。
    そして、数をかぞえるのが苦手なのは面白い。
    どこかの居酒屋でなにか数えさせたよね。
    なんで数が数えられないの?まじ?とその時は驚いたのを覚えています。
    おそらく、集中力がないのかもしれませね。(好きな事以外)

    わたしも同じく教育するのが苦手です。そしてお客さんとの電話も苦手です。
    言葉がでてこないから説明するのも大変…。
    だから電話する前とか、あらかじめ言うことを簡単にメモったり、頭の中でこーやって言おうと考えてから電話します。
    なので電話相手からちょっとでも変化球がくると、てめー!くそ!せっかく言葉考えてたのに!最後まで聞けや!!となります。
    案の定、えっと、えっと…。少々お待ちください。とまた言葉を考えます。そんなことしてたら、他の人にかわってくださいと言われることもしばしば。情けない気持ちになります。

    入社当時はいつかスラスラと説明上手になるだろうと思って頑張ってきたけど、無理なものは無理なのです。
    もう諦めた。だって無理だもん。

    • おもち おもち より:

      きのこさん、確かに私もきのこさんが器用なのか不器用なのか、そーいえばわかりません。
      器用不器用がわかる場面に一緒になったことがないかもしれませんね。
      どこかの居酒屋は、神保町の酔の助だね(⌒▽⌒)。覚えています。
      そうそう。集中力がないのです。
      自分の興味がない話とかも長いと全く頭に入ってこない。
      私の不器用さを、きのこさんにも見てほしいくらいです。
      苦手なことをしている時は、すぐ手が震えてしまうし、動悸がします。
      肝っ玉の小ささにげんなりします。
      きのこさんは電話が苦手なんですね。変化球(笑)私もボキャブラリーが無いし、アドリブが出来ないので気持ちよくわかります。
      きのこさんがあらかじめ言うことをメモる姿を想像して健気で泣けますね。
      無理なものは無理ですよね。スラスラ〜って言葉が出てくる人はそういう脳みそなのだろうね。

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