つらい時のおまじない

自分の失敗は笑って誤魔化すくせに、他人の失敗に厳しく当たる人がよくいる。

そういう人に絶対になりたくない。恥ずかしいと思うから。

私は仕事場で自分に甘く、人にも甘い。仕事で同僚のミスも『別に大丈夫ですよ〜』と軽く済ます。その人のミスによって自分が大丈夫じゃない時もそのやりとりが面倒臭いので、自分でどうにかする。そんなんじゃミスした人にとって今後の勉強にならないと思う。でもミスした人に説教することなんて出来ない。やりたくない。自分だってミスするかもしれないのに。私は自分がミスした時も許してもらうために予防線を張っているのか？プライドが高いのかもしれない。

私は器用じゃないのだ。うまく立ち回ることが出来ない。人を教育することも出来ない。

その代わり、与えられた仕事はきちんとこなすよ。完璧じゃないけど真面目に頑張るよ。こういう人間は貧乏くじを引いて生きていくんだろうな。出世しないし、給料上らないのに、他の人の面倒な仕事ばかり回されて無駄に忙しくなるだけなのだろう。

結局、うまいこと立ち回れて口が達者な人間が上にいく世の中なんだから。クソが。

どうでもいいが最近、つらいな〜って感情になった時は、

心の中で『あーつらい。もう、辛見沢年雄（つらみざわとしお）だわー！！』と唱えるようにしている。

「つらい」という感情を「つらみざわ　としお」に擬人化することによって少し心が楽になるのだ。

一応言っておくが、辛見沢年雄は私が作った存在しない人だ。

つらい時は、おまじないを唱えてやり過ごす。そんなこんなで今日も生きている。