私は6年前と4年前、大腸ポリープを切除している。
6年前、初めにウンコをした時に血がついていて、その後朝起きたらパンツに血がついていて(多分夜寝ている間、オナラをした時に一緒に出たのだと思う)、その後トイレで力んだ時にも少し出血するようになって、痔だろうな〜と思いつつ念のため、大腸肛門科を受診した。
職場が新宿だったため、近いという理由で、新大久保にある大腸肛門科がある病院に行ってみた。症状を伝えたら、念のため内視鏡をやることになった。
検査前日は夜7時くらいまでに夕飯を済ませて、検査当日は何も食べず朝から自宅で2リットルの水で薄めた下剤を2時間かけて飲み、便を自宅で出し切ってから病院に向かうのだが、普段から水分を飲まない人にとってはこれが辛いらしい。私は普段から喉渇き症なので、結構へっちゃらだ。下剤は美味しくないが、水分を水分で流し込めば大丈夫だ。私の時は、ポカリとかアクエリアスなら飲んでいいですよと言われたので、下剤2リットルをポカリ1リットルで流し込んだ。水しかのんじゃあダメですよと言われることもあるので要注意だ。
トイレに入って出しては下剤を飲みを繰り返すと、もう水分しか出なくなる。固形の便がでなくなって、色が薄黄色くらいになれば大丈夫だ。
自宅から電車に乗って新大久保の病院まで向かう。途中で漏らしたりしたらどうしようと思ったが、出し切ったからか、漏らすことはなく、病院まで無事に到着した。
到着したら、最後のウンコの様子と、トイレの回数を聞かれ、検査着に着替える。中に履く紙パンツはお尻の穴のところに穴が開いていて、そこから内視鏡のカメラを入れられるようになっている。
名前を呼ばれて部屋に入り、検査台に横たわる。大腸の動きを鈍くする薬を点滴された覚えがある。まず内視鏡カメラを大腸の奥までぐいぐい入れていき、そこから出口の肛門まで、カメラを抜いていきながら大腸を見ていく。意識はあるので、自分の大腸の様子を画面で見ながら検査する。見たことがなかった自分の内臓を初めて見て、自分にも他の人を同じ内臓があったのか〜と少し感動した。ずいずいカメラを入れるのだが、大腸を広げるために空気も一緒に入れるので、どんどんお腹が張ってくる。看護師さんは、「我慢せずにオナラしてくださいねー」というのだが、肛門にカメラが入っている状態で穴は塞がっているので、どうオナラをして良いかわからない。お腹が張って苦しいのと、ときたまくるカメラがお腹に当たっているような時が痛いが、我慢できないほどではないので安心してほしい。
結果、3個のポリープが見つかり、そのまま内視鏡で取れたので、少し休んでそのまま自宅へ帰った。それから肛門から出血することはなくなった。
しかしポリープ除去から2年後、また出血するようになった。またかよと思い、また内視鏡を受けることになった。またポリープが4個出来ていた。内視鏡で取れる大きさだったのでまた内視鏡で取ってもらい、その日に自宅に帰った。しかし翌日トイレに行った時、大便した訳じゃないのに出血した。術後、出血した場合は病院に連絡してくださいと言われていたので、電話をしたら、今日病院これますか?と言われたので、ひとまず出社してから、仕事を中抜けして病院へ行った。
肛門を見られ、「今すぐに入院してください。」と言われた。すぐに職場に戻るつもりだったので、びっくり仰天だった。ポリープをとったところから出血したらしい。
「仕事途中で抜け出して来たので、一度職場に戻りたいんですけど。」と言ったら、「どうしてもと言うなら、自己責任でお願いします。道中で出血多量で倒れるる可能性がありますけど、それでも行きますか?」えぇ〜めっちゃ怖がらせるねぇ〜と思いつつ、自分は大丈夫だろうと変な自信があったので、2時間以内に病院に戻ってくる約束をして、一度職場に戻った。「今から入院することになりました。自宅にも戻れないので、またこのまま病院に行かなきゃいけません。」と言ったら、周りの人に「嘘でしょ?」と言われた。見かけはピンピンしてるのに緊急入院?当の本人が一番びっくりだっつーの。
会社の人と取引先の人に入院することを伝え、急いで病院に戻った。また内視鏡を入れて、ポリープを取ったところの出血を止めるため、再度パッチン留め?みたいなのをした。
初めての入院で少しワクワクしていたのだが、ものの一日で家に帰りたかった。やはり落ち着かない。その後3日間くらい断食だったのだが、病室の隣の人のご飯の匂いや食べる音がすごく気になった。ビールもすごく飲みたかった。大便が出て、出血してなかったら退院できますよと言われたが、食べてないんだからウンコが出るはずなかった。4日目くらいでようやくご飯が出たので、ようやくウンコが出た。出血しなかったので、5日目で退院となった。
私は2回ポリープを取っているが、一度ポリープができた人は定期的に内視鏡を受けた方が良いというので、1年に一回内視鏡を受けている。
やっぱり肛門だし、検査を受けるのは嫌な気持ちはあるけど、大腸ポリープは小さいうちだったら日帰りで内視鏡で取れてしまう。大きくなる前に取ったもん勝ちだ。大きくなると内視鏡ではとれなかったり、癌になる可能性が高くなる。私の母は去年66歳で初めて健康診断の血便検査で引っかかり、大腸内視鏡をした。結果、大腸にポリープができており、内視鏡では取れない大きさになっていたため、入院して切除した。検査の結果は一部に癌になっているところがあったが、深いところまでいっていないので、今の段階では治療はせず、一年後にまた検査ということになった。
母は、私みたいに出血の自覚症状はなかったが、たまたま健康診断で見つかった。母の方が内視鏡で取れないくらいポリープが成長していたのに。
私は出血しただけでどこも痛くもなかったのだ。母も自覚症状は何もなかった。
みんなもっと気軽に検査を受けてほしいと思う。
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