『男たちの挽歌[4K修復版]』を観に行った

映画

京橋にある「国立映画アーカイブ」に『男たちの挽歌[4K修復版]』を観に行った。

この場所は初めて行った。全く知らなかったのだが、「映画の保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかることを目的とする日本最大のフィルムアーカイブ」(Wikipediaから)の施設だそうで、昔の映画を定期的に特集組んで上映しているみたいだ。

ここで「香港映画発展史研究」という香港映画を一か月特集して上映していることを知った。その上映作品の中に以前、Amazonプライムビデオで観た「男たちの挽歌」が4K修復版として観ることが出来て、しかも520円+発券手数料110円で観られると知り、母を連れて京橋まで観に行った。母は65歳以上なので310円+発券手数料110円だった。(安い!)

ネットで席を予約した時には残席わずか。完売したようだ。残席わずかで母と隣同士の席が取れなかったので、離れて座った。

上映開始で会場が暗くなった瞬間、あれ?なんか変だぞ・・。なんか嫌な感じがする。

息がしづらい。マスクが苦しくなってきて、を鼻の下まで下げた。心臓がバクバクしてきた。何だか居ても立っても居られない感じ。深呼吸をするが、うまく息が吸えない。動悸が止まらない。どうしよう。外に出ようかな。でも満席なので横の人たちに立ってもらえないと出られない席だった。どうしよう。落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせた。

映画が始まり、スクリーンの光で会場が少し明るくなって、落ち着くことができた。映画館でこんな感じになるのは初めてだった。風恐怖症に加え、暗闇恐怖症?閉所恐怖症?にもなってしまったのだろうか。パニック障害の前兆?

映画が好きなのに、こんな症状が出るなんて。これから映画館に行けなくなってしまったらどうしよう。ショックだった。気のせいだといいのだけれど。

映画はというと、やっぱりいい!!!!音楽、演技、演出、古臭さを感じる箇所はあるのだが、それもまた心に刺さるのだ。何度でも観たくなる映画だ。

母はハードボイルド系とか血が出る系の映画は好きじゃないので、観る前に詳しく内容は言わず、「香港映画だよ」とだけ言っておいたのだが、観終わった後、面白かった!とテンション上がっていた。

母に会場が暗くなってパニックになったことを伝えると、「血圧高かっただけじゃない?」と流された。いつも母は私が不調や悩み事を話しても真剣に心配してくれないのだ。自分じゃないとわからないし、別にいいけどさ。

いいものは時代を越える。これからも映画館で映画が見たい。今回のようなパニック?のような症状はもう出ませんように。

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