『新しき世界』を観た

映画

Amazonプライムビデオで韓国映画『新しき世界』(2014年)を観た。

ヤクザ組織に潜入捜査している警察官のジャソン。潜入捜査して8年、組織ナンバー2のチョンチョンと子弟関係で情が生まれていた。信頼してくれているチョンチョンを裏切り、内部情報を伝える情報源である警察官であるジャソンが葛藤する。

冒頭から拷問シーンから始まって、血だらけ殺し合い、コンクリートを飲ませたり・・。本当に韓国映画は目を背けたくなる場面をバンバン入れてくる。

最初から最後まで飽きずに観られたが、気になるところもあった。

●中国の乞食3人を雇って人殺しをさせるのだが、そこで少しコメディ要素のようなものが入っていて、そこ余計じゃないか?と思った。いらない気がした。

●内部闘争で殺し合う時になぜ銃を使わない?銃ですぐ死んじゃったら血みどろの戦いにならないから?迫力を増すためだろうか?

●ジャソンの妻の心情がわかるシーンが少なく、妻の感情が見えてこない。最後、組織の頭として生きていくことにしたジャソンのことを妻は送り出したけど、どういう気持ちだったのかな?とちと気になった。

●チョンチョンはお金持ちなのに何でバッタモンのロレックスをお土産で買うの?チョンチョンなりの冗談?私の理解力不足なのだろうか。理由がわからなかった。

チョンチョン役のファンジョンミンにびっくりした。昔ドラマで観た以来、久しぶりに観たのだが、全くイメージが違う。役者ってすごいんだなぁ。役が乗り移っているようだ。

ジャソン役のイ・ジョンジェは映画『ハウスメイド』しか観たことなかったが、『ハウスメイド』はセックスシーンばかりでしんどい映画だった・・。この映画のイ・ジョンジェはチョンチョンに自分が警察官だとバレたかも・・という緊迫のシーンが印象に残った。顔から汗が吹き出て止まらず顔面蒼白の演技、観ているこちらも生きた心地がしなかった。

さすがヒットしただけあって、見応えのある映画だった。寝る前に映画一本観て眠ろうと思って見始めたのに、見終わった後に色々考えてしまって目が冴えてしまい、なかなか寝付けなかった。今度から寝る前にハードボイルド系の映画を観るのは、やめておこうと思った。

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