なぜ女はピンクや赤、男はブルーや黒で表示されることが多いのか。
今まで生きてきて、なぜ疑問も持たずに当たり前に赤く表示された方のトイレを使っていたのだろうか。なぜピンクは女の子用、ブルーは男の子用のカラーが日常的に使われているのだろう。
幼稚園生までは、ピンクが好きだった。と思う。フリルがついたピンクのスカートとか履いていた。それが可愛いと思っていた。小学生くらいからピンク色の服やスカートが履きたくなくなった。それは女の子っぽいものに対する嫌悪感ではなく、単純に似合わないと気づいたからだと思う。私は肌の色が黄色っぽい(今でいうイエベ)ので、ピンクが似合わない。下半身デブでお尻が大きいのでスカートを履くとボワんと膨らんでバランスが悪いのだ。当時は、しまむらとかユニクロとかがなかったので、洋服はみんなヨーカドーで買っていた。女の子用の服は着たいのがあんまり見つからなくて、男の子用のトレーナーを買って、翌日小学校に着て行ったら、同じクラスの男の子とカブってしまったことがある。本当に恥ずかしくて、すぐに帰りたかった。上履きも黄色を履いていた。赤を履きたくない訳じゃなくて、単純に黄色が好きだった。
なぜ女はピンクを好むと思われて、男はブルーを好むと思われているのか。なぜ女はお人形遊びをして男はプラレールで遊ぶのか。ずっと不思議だった。自分がピンクもブルーも特別好きではない。人形遊びもプラレールも特別好きではない。可愛いものは好き。シルバニアファミリーとか白いフワフワしたものとか。実際問題、比率でみたら、女はピンク、お人形遊びが好きで、男はブルー、プラレール遊びが好きな人が多いのかもしれない。でもそれに当てはまらない人もそれと同じくらいいると思う。テレビでも、アボガト、チーズが入っている料理だと、「女の人が好きそうな料理ですね〜。」とか、カツカレーとかガッツリ料理だと「男の人向きですね〜。」とか言っている。甘いお酒だと「女の人でも飲みやすいですね〜。」とか。妙に気になる。え、誰設定で喋ってます?あなたの知り合いの人のこと?アドガトが嫌いな女の人もいれば、カツカレーが嫌いな男の人もいるはずだ。勝手に決めつけないで欲しい。
そういう自分も自分の中の勝手な基準やイメージで決めつけていることがある。勝手に決めつけない人間になりたい。
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