なぜ自転車に乗れないのか

自転車

私は37歳にして、自転車に乗れない。

昔は自転車に乗れないことが恥ずかしくて言いたくない時期もあった。乗れないことを告白すると大体の人が驚く。私にとっては乗れる方がビックリなのに。2輪だよ?

小学生の時、友達と遊びに行く時は皆、自転車で集合だった。私は自分の足でダッシュで友達について行くか、後ろに乗せてもらっていた。

私が自転車の練習に遅れたのは、生まれた時に股関節が脱臼していて、ギブスして治ったのだけれど、小学生になった頃にまた股関節が痛み出し、病院通いが始まり、運動禁止になってしまったからだ。

冷やすのも良くないと言われたので、皆が半ズボンを履いている中、自分だけ長ズボンだった。長ズボン禁止の小学校だったので、毎日母に連絡帳に長ズボン着用の理由を書いてもらっていた。(今考えるともう先生も理由わかっているんだから毎日書かなくても良くない?と思う。先生ももう書かなくていいですよとか言ってくれよ。)

そんなこんなで37歳になってしまった。

これまでに何回かチャレンジしたことはある。乗れるようになろうと自転車を購入したこともある。だが途中で諦めてしまった。だって練習する場所がないんだよ。公園だって狭い公園しかなかったし、歩道も狭いし・・。言い訳なのはわかっている。でも家族も私の自転車練習に全く積極的ではなかったんだ。誰も練習に付き合ってくれなかった。

でも自転車に乗って風を切ってみたい。

「藍色夏恋」(2002)という大好きな台湾映画があるのだが、主人公の高校生の女の子が男の子が自転車に乗って男の子のシャツが風ではためいている後ろ姿を見るんだけど、そのシーンが印象的でそれを見て私も風を切ってシャツをはためかせたい!と思ったのだが・・いまだに乗れていない。

春になったら自転車練習をしようね!と自分に言い聞かせてみる。

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