先日、渋谷区幡ヶ谷で64歳のホームレスの女性がバス停で休んでいたところ、近所に住む男に撲殺された事件があった。犯人の近所の男は46歳、母親に付き添われて出頭したらしい。防犯カメラに写っていたし、もう逃げられないと思ったんだろう。
殺した男は毎日そこに座っている女性が目障りだった、痛い思いをさせればあの場所からいなくなると思い殴った。殺すつもりはなかったという。ふざけるな。
殺された女性は今年2月まで働いていたが理由はコロナなのか分からないが職を失い、ホームレスになった。所持金8円、持ち物は繋がらない携帯電話、食べ物のごみ(拾った食べ物だろうか)。
この事件を読んで、「自分もそうなるかもしれない」と恐ろしくなった。決して人ごとではない。私が60歳になるころには年金も生活保護も貰えないだろう。薄給で貯金も少なく、頼りにできる親戚もいない。何の取り柄もない私は、職を失ってホームレスになるまで時間はかからない。
殺された女性は毎日、バスがこない午前2時から午前5時までバス停のベンチで休んでいて、近所の人はいつも女性がいるのは知っていたが誰も声をかけなかったという。私が近所の人でも同じように見て見ぬふりをしていただろうと思う。なんて声をかけるべきか分からないし、何だか怖い。面倒なことになりたくないと思うから。
不景気まっしぐら、未来が怖い。意味不明なことばかりに税金を使う政府。
私は私のために、傍観者ではいけないのだ。私は未来のために何をすべきだろうか。
とりあえず、見てみぬフリをやめることから始めようと思った。
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