この間、母と上野の不忍池の蓮を見に行った。
蓮が咲いているのは今の時期にしか見られなくて、午前中で花を閉じてしまうから、朝7時に起きて母と上野に向かった。
不忍池に着くと朝8時なのに人が結構来ていた。朝9時までが蓮のゴールデンタイムらしい。
いつか見てみたいと前から思っていた。池一面に敷き詰められた蓮は圧巻だった。わざわざ早起きしてきてよかったと思った。
池を覆う一面の蓮

写真がうまく撮れないが本当に綺麗だった。
ひとしきり写真を撮ったあと、朝ごはんを食べようとドトールに行った。
母と私でモーニングAとBを注文して、分けて食べた。その後、アメ横を抜けて御徒町近くの吉池で夕飯に食べようと鮎3匹と鯵と鮪の刺身を買った。
その後、上野駅の中央改札前にあるアンデルセンでパンを買ってから帰ろうということになり、またアメ横を通って上野駅まで歩いていた。
すごく暑かったので、その時点でどこかに入って何か飲んだりして休めばよかったと後悔した。
上野駅に着いてアンデルセンの店内に入ってパンを見ていたら、母が「座りたい」と言った。私は「大丈夫?じゃあもうパン買ってきちゃうね。」と言い、一人でレジに行って会計に向かった。会計が終わって母の元に近寄ると母の体がプルプルと震えている。やばいと思い母の腕を掴もうとしたけど間に合わず、倒れた。
顔が真っ白で様子がおかしい。「すいません!救急車お願いします!」と叫んだ。すぐにお店の人が来てくれて救急車を呼んでくれた。真っ白な顔をして意識がない母を見て、死んでしまうと本気で思って怖かった。少ししたら意識が戻ったのだが、目が開いているのだが空虚な顔をしたりして様子が変だった。倒れて頭を打ったのだろうか。すごく動揺して手の震えが止まらなかった。
お店の人が椅子を持ってきてくれて母を座らせ、水や頭を冷やす氷も持ってきてくれた。母は少し経ったら正気に戻ったようで、頭が痛いと言った。それから10分くらいだろうか。救急隊員の人が来て、母を担架にのせて店の外にでた。
その時には母の顔色は少し良くなり、意識もはっきりしていた。救急車の中で血圧、脈を見てもらって、今のところ脈は少し乱れているが問題はなさそうとのことだった。でも倒れた時に頭を打ったので、念の為病院行ってみてもらってもいいかもと言われたが、母が「もう大丈夫。帰りたい。」というので、病院には行かず、そのまま帰ることになった。
あれから3日経ち、頭打ったのが心配だったが母は大丈夫そうでよかった。
母は去年、食道がんで食道を切除して胃を持ち上げて食道を再建する手術を受けている。その後遺症でダンピング症候群という症状が頻繁に起こる。
食べ物が一気に腸に流れ込むことで一気に血糖値が上がるため、それを下げようとしすぎて低血糖の状態になってしまうらしい。ダンピングになると、めまいや動悸など、貧血のようになる。
朝ごはんを食べないで上野にきて、突然ドトールでパンを食べたのがいけなかったみたいだ。
ダンピング症候群は、食事を少量に小分けに食べるようにしたり、食べた後1時間後くらいに飴など甘いものを摂取したりすると予防できるようだが、気をつけていてもなってしまうこともあるし、コントロールが難しい。予防に飴とカルピスを持ち歩いているけど、今回倒れてしまった。
家ではよくダンピング症状が出て、食事の後に気持ち悪そうにしているのだが、意識が無くなって倒れたのは初めてだった。
せっかく前より母の体力が戻ってきて外出できるようになったのに気軽に食事が取れない。どうにかならないのだろうか。
倒れた時、お店の人と施設の警備の人が救急車が来るまで母に声をかけてくれたり、一緒にいてくれたのが本当に心強かった。
救急隊員の人も優しくて、ありがたかった。
感謝の気持ちを伝えたいと思い、上野のアンデルセンと、アトレ上野のお客様相談室に感謝のメールを送った。
人と関わることで疲れてしまったり、傷つくことも多い。久しぶりに人の優しさに触れて泣きそうになった。人間捨てたもんじゃないかもしれない。私も人として当たり前なことを当たり前にできる人でありたい。
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