9年前に行って以来、二度目の上高地。景色の綺麗さに感動して、また行きたいとずっと思っていた。行きたいなら行けばいいじゃんと急に思い立ち、一人で行ってきた。
9年前は、早朝の新宿駅発でお昼頃に到着するバスで行ったのだが、今回調べたところ、夜行バスで行けば、まだ人が少なくてゆっくり歩き見て回れるとネットで見た。人混みを避けて景色を堪能したいと思い、夜行バスで行くことにした。土曜の夜に東京駅から直通の夜行バスで調べたら残り一席でゲット。こんなに空きがないなんて。人気なんだな。
東京駅から上高地で往復のバスの予約を調べたら、帰りが上高地16時発のしか出てこなかった。早朝から歩いて16時発は遅い気がしたので、帰りを東京駅ではなく新宿駅で検索したら14時半に上高地発のバズがあった。往路は東京駅→上高地(大正池)、復路は上高地(バスターミナル)→新宿駅、でバスを予約した。
東京駅は夜22時半発。日中に掃除のバイトをしてから一回家に帰って夕飯食べてお風呂に入ってから東京駅へ。バイト終わりで体は疲れていたが、初めての夜行バスに少し緊張して全く眠くなかった。
東京駅に着いて間違って外のバスターミナルに来てしまい焦ったが、無事に地下のバスターミナルに行き、バス待合室で出発を待った。待合室には何かしらのオタクらしき人や意外と小学生くらいの子供連れ家族など、様々な人たちがいた。子供、夜行バス大丈夫なのかな?と思ったが、体力あるし、43歳の私より大丈夫なのだろう。
無事にバスに乗り込む。バスは3列独立シート。隣の人がいないので、そこは良いのだが、前の席との距離が思っていたよりも近い。前の人が遠慮なく最大までシートを倒していたので、より狭い。圧迫感がある。そして車内の冷房がとてつもなく寒い!!運転手さんから「車内寒くなりますので上着等を羽織ってください」とアナウンスがあった。それにしても寒すぎる。調節できないエアコンなのか!?Tシャツの上にウィンドブレーカーを着て、タオルを首にぐるぐる巻きにしても寒い。信じられないくらい寒い。案の定眠ることができない。途中で運転手さんの仮眠時間のため、夜中2時ごろ1時間半停車した。車が止まっている今!今寝ないともう着くまで眠れない気がすると思い、寝よう寝ようと頑張ってみたが寝れなかった。案の定、一睡もできないまま、朝5時すぎに大正池に到着。
バスを降りると、同じように他の夜行バスで到着した人たちが沢山いた。大正池のバス停すぐ横のトイレで用を済ませた。そこで顔洗って日焼け止めを塗ってコンタクトレンズを入れたかったのだが、同じように身支度している女の人で混み合っていた。鏡の前が空くの待つのは面倒だったので、顔を洗うのは諦めた。どうせ日焼け止めだけ塗って、化粧はせずに歩くつもりだったので、トイレを出たところでコンタクトレンズだけ入れた。夜行バスで行っても人多いじゃないかと少し残念だったが、これだけ人が多ければ熊は出ないだろうと安心する気持ちもあった。それにしても若者が多い。主に男子大学生グループやカップルだ。バスの中は確実に自分が一番年上だっただろう。みんな寝れたの?と聞きたかったが話しかける勇気は無い。
バス停からすぐ目の前が大正池。朝もやの大正池はとても神秘的で美しかった。

寝てなくてしんどいけど来てよかったと思った。空気が澄んでいて気持ちがいい。
まだ早朝で寒いのでウィンドブレーカーを着たまま歩き始めた。
バスの運転手さんが11時ごろから上高地は雨予報です。と言っていたので、雨が降る前に歩き終わらなければという気持ちだった。
決めていたコースは、大正池→田代池・田代湿原→河童橋→岳沢湿原→明神池→明神橋→河童橋→バスターミナルだ。河童橋から左側のコースはアップダウンがあって少ししんどめ、右側のコースは平坦な道だと聞いたので、先にしんどめな左側を歩いて、明神池まで行って戻るときは明神橋を渡って反対側の平坦な道から河童橋に戻ってくることに決めた。

大正池から少し20分くらい歩いて田代湿原のところにあったベンチで持参した朝ごはんを食べることにした。クロワッサンとお赤飯のおにぎり。お腹が空いていたので飲むように完食。

次に目指すは河童橋。景色が綺麗で何度も足を止めて写真を撮りたくなる。

河童橋到着!まだ朝7時前なのに人が沢山いた。

次に目指すは岳沢湿原。河童橋の左側のコースに向かう。少し歩くと人が全くいなくなった。朝方にこちらのコースを歩く人は少ないのだろうか。人がいなくて不安になってきた。クマベルを鳴らす。熊、大丈夫だよね?

岳沢湿原に到着!鳥の鳴き声と水が流れる音だけが聞こえる。気持ちがいい。
歩いていたら暑くなってきたのでウィンドブレーカーを脱いだ。Tシャツ一枚で厚くなくて丁度いい気温だった。

次に目指すは明神池。道中少しアップダウンが続く。足腰がしんどくなってきた。

8時半ごろ明神池到着!着いたら人が沢山いた。穂高神社の境内にある一之池と二之池からなる池で拝観料500円がかかる。拝観と写真撮影のために行列になっていて、並ぶか迷ったがここまできたしと思い並ぶことにした。並んでいる間、何度もやめようか迷った。15分くらい待っただろうか。自分の番がきてそそくさと終わらせた。次の人が待っていると思うと焦ってしまう。本当に自分はせっかちだ。

明神池近くのカフェ「Cafe do Koisyo(カフェ・ド・コイショ)」に行きたく、9時オープンまで明神池近くのベンチでしばし休憩。9時オープンと同時に入店。同じように待ってた人ですぐに満席になった。オープンと同時に入れてよかった。キャラメルチーズケーキとアイスコーヒーを注文。注文してすぐに到着。喋る相手もいないので一瞬で完食。入店して10分でお会計した。疲れた体に染み渡って美味しかった〜。


目的地の明神池まで来れたので、河童橋に戻る。戻りはさっきとは反対側のルート。明神橋を通って反対側へ。明神橋からの眺めが本当に綺麗だ。山が近くて水面がキラキラ輝いている。

明神橋を渡ってすぐ、明神館という宿があって、前にテーブルとベンチが沢山置いてあって沢山の人が休憩していた。9年前はここで持参したお弁当を食べたんだよな。写真を撮ってしばし思い出に浸る。

猿が至る所にいる。飛びかかってきそうで怖い。絶対に餌をあげないでくださいという注意書きが至る所に貼ってあった。動物の住処に人間がお邪魔します。


11時ごろ河童橋に戻ってきた。お腹がすいた。お土産屋さんの2階にある「五千尺キッチン」に待っている人がいなかったので入ってみた。メニューを見ずに入ったが、どれも結構な値段だった。だから空いていたのかな・・。まぁ山の中だしね。迷って、山賊焼と生ビールのセットにした。1,600円くらいだったと思う。山賊焼は衣が固くて正直微妙だったけど、河童橋が見える窓側の席にしてくれたし満足。

まだお腹が空いていたので、暖かく蒸されたおやき(高菜)を買って外で食べた。ここのおやきは生地にそば粉を練り込んでいるらしい。高菜は甘めの味付けで正直私好みではなかった。もっと辛めの味付けがいい。でも綺麗な景色を見ながらのご飯はいいね。

最近ずっと禁酒をしていたのに調子乗ってビールを飲んでしまったせいか、寝不足のせいか、日差しのせいか、体がダルく、少し頭が痛くなってきてしまった。お昼になって日差しが強くなってきた。日陰を探してしばし休憩していた。
少し復活したのでお土産屋さんを見て、青唐辛子味噌、マグネット、ピンバッチ、ポストカードを購入。旅に行ったら思い出にマグネットとピンバッチは購入したい派。
ずっと見ていても飽きない景色が名残惜しかったが、バスの出発時間は14時半なので、早めに13時半ごろに河童橋からバスターミナルへ向かった。
バスターミナルへ行くとポツポツと雨が降ってきた。14時半に無事にバスに乗り込んだ。帰りのバスも冷房ガンガンで寒いのか?と心配していたが帰りのバスのエアコンは大丈夫だった。高速が事故で渋滞していて、19時過ぎ到着の予定が1時間半くらい遅れて20時半ごろ新宿に到着した。
関係ないが、高速の途中のサービスエリア休憩の時間、毎回思うけど、もうちょっと時間欲しい。私だけ?選ぶ時間なくて空いているところ選んで急いでお会計しなくちゃいけなくて焦る。道路混雑状況とかいろんな兼ね合いで短い休憩時間になっているのだと思うけど、もう少し時間が欲しい。本当は銀だこのたこ焼きとか買いたいけど待ってる時間なくて諦めるしかない。サービスエリアで急いで買った、青唐辛子味噌おにぎりと唐揚げ。

毎日頭がいっぱいいっぱいでしんどいけれど、思い出の上高地に行って綺麗な景色を見て清々しい気持ちで帰って来れた。疲れたけれど本当に行ってよかった。
実は直前までトレッキングシューズを買おうか迷っていた。明神池までなら普段歩きなれたスニーカーで大丈夫という情報を信じて、いつも履いているニューバランスのスニーカーで行った。歩いた結果は、普段のスニーカーで大丈夫ではあるけれど、トレッキングシューズはできればあった方がいいと思った。石ころの道もあるので厚底じゃないと足裏が痛くなる。私は太ももの前側、膝、足の裏が主に痛くなった。膝は今まであまり痛くなった経験がなかったので、動かすとビーンっと伝わる痛さで焦った。登りより下りの方が膝にくるんだろうな。
今回、上高地に行って、私は夜行バスに向いていないということがわかった。今度は日帰りじゃなくて泊まりにしよう。ちゃんとしたトレッキングシューズを履いて、もっと奥の徳沢の方まで歩いてみたいと思った。


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